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【一戸建てVSマンション】買うならどっち?費用面・住みやすさなどを徹底比較

2023年9月20日

マイホームを検討し始めた方のなかには、一戸建てかマンションかどちらを購入すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

一戸建てとマンションはそれぞれ異なる特徴を持ち、どちらにもメリット・デメリットがあるため、違いを押さえて理想に合う方を選ぶことが大切です。

そこで今回は、一戸建てとマンションについて、費用面や住みやすさなどの違いを解説します。一戸建てとマンションどちらを購入すべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

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一戸建てVSマンション:お金で選ぶならどっち?

一戸建てとマンションの購入において、「金銭面」は必ず比較されるポイントでしょう。

住まいにかかるお金は、物件価格だけではありません。単に物件価格が安くても、メンテナンスに莫大な費用がかかる場合は、トータルコストで比較すると、物件価格が高い方が、最終的な出費は抑えられるケースがあります。

また、最終的に手放すことを考えているなら、資産価値についても考慮しておくべきでしょう。

ここでは、一戸建てとマンションのさまざまな「お金」について比較します。

物件価格が安いのはどっち?

まずは物件価格について比較してみましょう。

首都圏のマンションの平均価格は以下の通りです。

種別 平均専有面積 平均価格
新築マンション 61.09㎡ 6,055万円
中古マンション 61.95㎡ 3,487万円

出典:株式会社東京カンテイ「マンションデータ白書2020」

一方、首都圏で一戸建てを建てる、もしくは中古物件を購入する場合の平均価格は以下の通りです。

種別 平均建物面積 平均価格
新築一戸建て 98.99㎡ 3,977万円
中古一戸建て 100.1㎡ 3,285万円

出典:株式会社東京カンテイ「一戸建て住宅データ白書2020」

このように、物件価格で比較すると、首都圏の場合は新築マンションが突出して高く、次いで新築一戸建て、中古マンションと中古一戸建てでは物件価格の差がほとんどないことがわかります。

ただし、地方のマンションであれば新築マンションでもこれほど高額になるケースは少ないため、エリアによって異なる点には注意してください。

諸費用が安いのはどっち?

不動産を購入するときは、物件価格に注目しがちですが、住宅ローンの手数料や登記費用、印紙税、仲介手数料など、さまざまな諸費用がかかります。

諸費用というものの数十万円で収まるものではなく、物件の種別や価格によりますが、数百万円ほどかかることが一般的です。そのため、諸費用を加味せずに計画を進めてしまうと予算オーバーになりやすいため、どのような諸費用が必要なのか見ていきましょう。

【物件種別ごとに必要な諸費用の種類と金額の目安】

  新築一戸建て 中古一戸建て 新築マンション 中古マンション
印紙税
ローン借入手数料
保険料(火災保険・地震保険)
登記費用
仲介手数料 ×
不動産取得税
固定資産税清算金
修繕積立金 × × ×
水道負担金 × × ×
物件価格に対する諸費用の目安(%) 6~10% 6~13% 3~5% 5~8%

※〇:必要、△:必要な場合と不要な場合がある、×:不要

このように、物件の種別によって必要な手数料が異なります。

中古物件は仲介手数料が必要になる分、新築物件を購入するよりも諸費用はやや割高になるのが一般的です(新築物件でも仲介業者がいる場合は仲介手数料が必要です)。また、ローンを借りる金融機関や借り方によっても差が出るため、一概にどの物件種別の諸費用が高いかを言い切ることはできません。

ただ、目安を参考にすると、新築の一戸建ての物件価格が3,000万円の場合、諸費用の目安は300万円であるのに対し、3,000万円の新築マンションの場合は150万円ほどが諸費用の目安になることがわかります。

そのため、総額に対する諸費用については、一般的にはマンションよりも一戸建てのほうがやや割高になりやすいといえます。

なお、注文住宅の購入にかかる諸費用については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめ記事→注文住宅で必要な「諸費用」とは?内訳と費用相場を知って家づくりをしよう!

資産価値が高いのはどっち?

次に、資産価値について比較してみましょう。

資産価値の高さについては、「耐用年数」と「売れやすさ」で考えるのがポイントです。

【法定耐用年数】
住宅用物件の法定耐用年数は、国税庁によると以下のとおりです。

用途 構造 耐用年数
住宅用 木造・合成樹脂造のもの 22年
木骨モルタル造のもの 20年
鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造のもの 47年

参考:国税庁『主な減価償却資産の耐用年数表』

不動産市場は法定耐用年数が一つの基準となるため、仮に築30年の木造住宅を売りたいと考えても、土地だけの価格にしなければ売れない可能性が高いといえます。反対に、マンションの法定耐用年数は47年であるため、築30年で売却を検討した場合でも、木造住宅よりは価値が付きやすいでしょう。

ただし、最近は「長期優良住宅」が登場しているため、築22年以上の木造住宅でも評価がつきやすい物件が登場しています。

なお、売れやすさについては、主に立地が重要なポイントとなります。たとえば、利用者の多い主要駅からアクセスのよい物件であれば、すぐに買い手が見つかる可能性があります。反対に、築年数の浅いマンションでも、アクセスが悪い場合はなかなか買い手が見つからないことがあります。

つまり、物件の価値が残りやすいのはマンション、売れやすいのは立地によって左右されるといえるでしょう。

「将来、物件を売りたい」と考えている方は、法定耐用年数や立地から、資産価値が残りやすい物件を検討するとよいでしょう。

ランニングコストが安いのはどっち?

不動産の購入を検討している方の多くは、初期費用に注目しがちですが、ランニングコストも注目すべきポイントの一つです。

マイホームの維持・管理にかかるランニングコストは以下の4つに大別できます。
・管理・メンテナンス費
・固定資産税
・光熱費
・駐車場代

【管理・メンテナンス費用】
マンションの場合、外壁塗装やエレベーターの点検・管理費など、共用部分を維持するためにかかる費用を入居者全員で負担しており、それを「管理費・修繕積立費」といいます。

管理費・修繕積立費の目安は物件によりますが、2~3万円程度であるため、月2~3万円を40年間支払い続けたと仮定すると720~1,080万円にもなります。さらに、マンションの場合はクロスの張り替えや給湯器の取り換えなど、専有部分のメンテナンス費用は自己負担となります。

一方、一戸建てにも管理・メンテナンス費用が必要であり、外壁・屋根塗装や住宅設備が故障したときに修理代・交換代などが挙げられます。新築から30年間で400~800万円が目安とされています。なお、マンションとは異なり、大きな出費に備えて費用は自己管理しなければなりません。

どちらが高いかを言い切ることはできませんが、一戸建てとマンションで、マイホームを維持するのに必要なランニングコストが異なるため、将来かかるランニングコストの総額はいくらなにかも視野に入れて、購入を検討しましょう。

【税金】
一戸建てとマンションでは、土地にかかる税金が異なります。

というのも、マンションの場合は敷地面積を専有面積で割ったものに対して土地の税金がかかるため税金が抑えやすいですが、一戸建ては土地にかかる税金をすべて負担しなければならないため、一般的には一戸建てのほうが土地にかかる税金が高めになります。

ただし、法定耐用年数の長い案ションは、固定資産税が高い状態が長く続くことを認識しておきましょう。

なお、固定資産税の軽減措置を比較すると、一戸建ては軽減措置を受けられる期間が3~5年であるのに対し、マンションは5~7年であるため、軽減措置でみた場合はマンションの方が数年ほど有利であるといえます。

なお、一戸建てにかかる固定資産税については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめ記事→一戸建ての固定資産税はいくら?計算方法や減額できる特例などを解説

一戸建てVSマンション:住みやすさで選ぶならどっち?

一戸建てかマンションかを選ぶうえで、物件の価格や資産価値、ランニングコストに加え、「住みやすさ」も重要な要素です。ここでは、一戸建てとマンションとでは、どちらが住みやすいのか詳しく解説します。

広いのはどっち?

まずは、一戸建てとマンション、どちらが広いのかを見ていきましょう。ここでは、条件を合わせるために、同じ予算で購入できる物件で比較します。

東京都町田市を例に見ると、3,000万円未満で購入できる中古一戸建て住宅については延床面積が80~100㎡以上が一般的です。もちろん、築年数や立地条件、住宅設備の仕様などによってばらつきはあるものの、100㎡ほどの広さの物件が多いです。

一方、中古マンションについては、同じく3,000万円未満を予算とすると、70~80㎡の物件が多い傾向にあります。中には60~70㎡の物件も多く、中古一戸建て住宅と比べると、延床面積が小さめです。

なお、延床面積は建物の大きさを表しています。一戸建て住宅の場合、建物とは別に駐車場や庭などの専有の敷地があるので、延床面積だけでなく、有効面積も大きいことがわかります。

風通しや日当たりが良いのがどっち?

快適な暮らしを送るためには、広さだけでなく風通しや日当たりの良さも考えておかなければなりません。ここでは、一戸建て住宅とマンションとでは、どちらのほうが風通しや日当たりがいいのか見ていきましょう。

マンションの場合、隣に別の部屋があるので、窓を設置できる面が限られています。たとえ、角部屋であったとしても、左右どちらかには部屋があるので、多くても3面にしか窓を設置できません。さらに、上階にも別の部屋があるので、吹き抜け窓や天窓を採用することも難しいでしょう。仮に最上階の部屋であったとしても、屋上にはさまざまな設備が設置されているので、天窓が付いているマンションはほとんどありません。

一方、一戸建て住宅の場合、東西南北4面すべてに窓を設置できます。そのため、窓の大きさや設置する方角によっては、日当たりがいいのはもちろん、しっかりと風通しを確保できます。さらに、間取りによっては吹き抜け上部に大開口の窓を設置したり、天窓を採用したりできるので、採光性が高く、日中は照明が必要ないほど室内が明るくなるでしょう。

風通しや日当たりの良さは窓の大きさや設置する方角、枚数によって異なり、構造上、マンションよりも一戸建て住宅のほうが、採光性が高く、風通しのいい間取りを作ることが可能です。

設備が充実しているのはどっち?

快適な暮らしを送るために、キッチンやトイレ、お風呂などの住宅設備も意識するのがポイントです。一般的な注文住宅であれば、キッチンやお風呂などの色やグレード、仕様などを自由に決められます。さらに、グレードの高い窓を採用したり、床やクロスなども高スペックなものを使用できたりします。

しかし、マンションの場合、あらかじめ仕様が決まっているので、自分に合った住宅設備を選べないのが一般的です。また、玄関ドアや窓・サッシについても、変更することが難しく、全部屋共通の仕様となります。

したがって、窓・サッシだけでなく、キッチンやお風呂などの住宅設備については、一戸建ての注文住宅であれば、グレードの高いものを選べたり、それぞれのライフスタイルに合った仕様を選択できたりするので、充実度が高いといえるでしょう。

騒音が気になりにくいのはどっち?

一戸建て住宅にしても、マンションにしても、外部からの騒音が気になる方も多いでしょう。一戸建て住宅の場合、窓の数が多く、外からの騒音が伝わりやすいと思われている方も多いのではないでしょうか。もちろん、家の性能によっては、騒音が気になるケースも少なくありません。しかし、昨今は家の性能が上がっており、窓やサッシの遮音性が高くなっていることから、外からの騒音がほとんど気にならないでしょう。

一方、マンションの場合、左右上下に別の部屋があり、騒音が気になるケースも少なくありません。マンションの構造や築年数によっては、上の階から足音が聞こえたり、両隣の家から声や音が聞こえたりすることもあるでしょう。

防犯性やセキュリティ面で有利なのはどっち?

安心して暮らすためには、防犯性やセキュリティ面も考えることが大切です。ここでは、一戸建てとマンションとでは、どちらがセキュリティ面で有利なのかを見ていきましょう。

マンションの場合、1階ロビーにオートロック機能が備わっていたり、共有のインターフォンがついていたりするので、入居者以外は簡単に入ることはできません。一方、一戸建ての場合、直接玄関にアクセスできることから、外部からアクセスしやすい環境にあります。

さらに、マンションの高層階であればベランダからの侵入はほとんど不可能であるのに対し、一戸建て住宅であれば一階のベランダから侵入できてしまうので、防犯性においてはマンションに軍配が上がるでしょう。

ただ、昨今は一戸建て住宅向けのホームセキュリティーサービスが充実しているので、一戸建て住宅を建てるときや、購入するときなどに、併せてホームセキュリティーサービスに加入する方も多いでしょう。

ホームセキュリティーサービスがあれば、外部からの侵入を検知し、異常が合った場合はセキュリティ会社のスタッフが駆けつけてくれます。

【結論】お金や住みやすさなどを考慮するとどっちがおすすめ?

一戸建て住宅とマンションとでは、それぞれに異なる特徴があり、メリット、デメリットがあります。とはいえ、結局どちらが住みやすいのか気になる方もいるでしょう。さらに、予算や資金計画を考慮すると、どちらを選んだほうがいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、一戸建て住宅がおすすめな人、マンションがおすすめな人の特徴を詳しく紹介します。

一戸建てがおすすめな人

少しでも広い敷地で、ゆったりと暮らしたい方は一戸建て住宅がおすすめです。同じ予算であれば、マンションよりも延床面積が広い家を購入できるだけでなく、庭や駐車場スペースも確保できます。

さらに、キッチンやお風呂などの住宅設備に加え、床やクロスなどを自由に決めたい方も一戸建て住宅がおすすめです。一般的な一戸建ての注文住宅であれば、リビングや寝室、書斎などの各部屋の大きさや数、床材や壁紙などを自由に決められるので、家族構成やライフスタイルに合った仕様にできます。

さらに、一戸建て住宅の場合、土地を資産として維持できることから、将来的にこどもや孫に引き継げます。もちろん、家を解体して更地にすれば、同じ場所に新しい家を建てられるので、土地を有効活用することも可能です。

マンションがおすすめな人

マンションの場合は、オートロックや1階の共有インターフォンがあるので、セキュリティ性を重視したい方におすすめです。とくに高層階であれば、ベランダから侵入されるリスクがほとんどなく、防犯性が高いといえるでしょう。

そのほか、庭や駐車場スペースが不要な方や、庭の手入れが面倒という方にもマンションがおすすめです。マンションの場合、敷地内の公園や植栽の管理は、すべてマンションの管理会社が行います。また、エレベーターや廊下などの共有スペースについても、管理会社が清掃、メンテナンスを行うので、自分で掃除する必要はありません。

さらに、駅から近くて立地条件がいい場所に住みたい方にも、マンションはぴったりといえるでしょう。

まとめ

今回は、一戸建てとマンションの費用面や住みやすさの違いについて解説しました。

一戸建てとマンションはよく比較されますが、どちらがおすすめかは住む人が何を重視するのかによって変わります。マイホームに対して何を求めるのかを明確にし、予算や要望に合わせて、最適な選択をするとよいでしょう。

なお、Kayu styleハウスは群馬県を中心にリゾートスタイルの住まいを提案しています。一戸建てとマンションで悩んでいる方の相談にも対応しておりますので、マイホームの購入を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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