おしゃれなリゾート風エクステリアの作り方!庭づくりのポイントや実例を紹介
2023年2月18日
「リゾート感漂う庭が作って、おうち時間を充実させたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、リゾート地のような雰囲気が漂う庭を持ちたいと考えていても、どのように作ればよいのかわからない方も多いのでしょう。広さが十分ではないうえに気候も異なるため、本当に実現可能なのかと疑問に感じる方もいるかもしれません。
ただ、リゾート風の庭は、ポイントを押さえれば実現可能です。
そこで今回は、
- リゾート風エクステリアとは
- リゾート風エクステリアの魅力
- リゾート風エクステリアを計画するときのポイント
- リゾート風エクステリア作りの注意点
- リゾート風エクステリアの実例
を解説します。リゾート風の庭作りを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
そもそもエクステリアってなに?
家作りをしていく中で、「エクステリア」という言葉を耳にする方も多いでしょう。
エクステリアとは、 “家の外回りの空間”のことです。似たような言葉に「外構」がありますが、外構は門や植栽、アプローチ、カーポートなど“建物の外にある構造物そのもの”を指します。
つまり、
エクステリア:家の外回りの空間すべて
外構:門や植栽、アプローチ、カーポートなど建物の外にある構造物
エクステリアの場合、照明で照らされた植栽や視線の抜け方など、構造物を含む家の周り全体のデザインおよび機能性を考慮してプランニングされます。
リゾート風エクステリアとは?
では「リゾート風エクステリア」とはどのような意味なのでしょうか。
リゾート風エクステリアという言葉に用いられている「リゾート風」とは、リゾート地のような雰囲気を再現したという意味です。
「リゾートホテル」と聞いて思い浮かべるのは、バリ島やプーケット、地中海、ハワイなどの海沿いで、日常では味わえないリラックスムードや開放感を味わえる場所をイメージするのではないでしょうか。
リゾートと聞いて思い浮かべるような場所や空間、雰囲気を自宅のエクステリアで実現させることを「リゾート風エクステリア」と言います。
リゾート風エクステリアの魅力
リゾート風エクステリアにはどのような魅力があるのか解説していきます。
統一感のあるおしゃれな庭になる
リゾート風エクステリアをテーマにプランニングすることで、統一感のあるオシャレな庭にできることがメリットの一つでしょう。
エクステリアはテーマを決めない状態で計画をすると、さまざまなテイストが混ざって雑多な印象になりがちです。たとえば、モダンなデザインの門とリゾート風のアプローチ、ナチュラルな色合いといったように、一か所に複数のテイストが混ざるとまとまりのない印象になってしまいます。
そこで、リゾート風エクステリアというテーマを決めてプランニングすることで、軸がぶれにくくなるため、統一感のあるオシャレなエクステリアになりやすいのです。
また、リゾート風エクステリアといっても、リゾートのテイストは複数あります。バリ風、ハワイアン風、地中海風など、リゾート地の場所までイメージしておくとよりプランニングしやすくなります。
くつろぎの場所になる
リゾートの雰囲気を持ったエクステリアは、家族や友人とのくつろぎの場所になることも魅力といえるでしょう。
リゾート地は日常を忘れるようなリラックスした雰囲気と開放感が魅力の場所であり、そのような場所が自宅に再現できれば、自分自身はもちろん家族や友人、ペットも身体的・精神的に落ち着ける場所が持てます。
休日は友人を呼んでBBQをしたり、平日は家族と庭でコーヒーを飲んだり、ペットが遊んでいるところを眺めたりと、さまざまな活用方法があります。
リゾート風エクステリアを計画するときのポイント
せっかくリゾート風エクステリアを作るなら、細かいところまでこだわってお気に入りの場所にしたいと考えるものでしょう。
ここでは、リゾート風エクステリアを計画するときに押さえておきたいポイントについて解説します。
リゾート風エクステリアのテイストを決める
一口にリゾート風エクステリアといっても、さまざまなテイストがあります。
たとえば、バリやプーケットのリゾート地に代表されるアジアンリゾートスタイルや、ハワイアンリゾートスタイル、地中海リゾートスタイルなどが挙げられます。
リゾート風の中でも、どのようなテイストにしたいのか決めておくことで、統一感のあるオシャレなエクステリアが作りやすくなります。SNSやウェブサイト、本などで好みのリゾートスタイルをイメージしてみましょう。
植栽にこだわる
リゾート風エクステリアは植栽にこだわるのもポイントです。
バリのようなエキゾチックが好みなら、尖った葉が印象的なドラセナ類やニューサイランをはじめ、新芽が淡いピンク色になる常緑低木のリューカデンドロンなどを採用すると、熱帯の雰囲気を演出できます。また、ハワイのようなトロピカルな雰囲気を演出するなら、ココスヤシがぴったりでしょう。
このように、現地で見かける植物をエクステリアに取り入れることで、一気に雰囲気が変わるのです。
ただし、リゾート地と日本では気候が異なるので、耐寒温度に問題があるケースもあります。地域の気候に合った植物かどうかを確認したうえで、採用するようにしましょう。
リゾート感のあるガーデンファニチャーを採用する
パラソルやソファ、テーブル、ベンチなど、庭園用の家具をガーデンファニチャーと言います。
ガーデンファニチャーは耐久性や防汚性、耐水性といった機能性を重視して採用されるケースが多い傾向にあります。もちろん、機能面を重要視することも大切ですが、テーマとしているリゾートスタイルに合うかどうかも検討して採用しましょう。
照明を工夫する
リゾート地での楽しみの一つに、夜の時間が挙げられるでしょう。
日が沈んだ後に、ドラマチックな雰囲気の中で食事を楽しんだり、お酒を飲みながら会話をしたりするのは、リゾート風エクステリアの醍醐味です。ただ、夜の時間を楽しむには、照明が欠かせません。
植栽やアプローチといった基本の照明計画にプラスして、夜の時間をどのように過ごすのかをイメージしたうえで照明を仕込むようにしましょう。
リゾート風エクステリアを計画するときの注意点
自宅に自分だけの庭が持てるのは、一戸建てならではの魅力といえますが、施工後に失敗して後悔するケースも珍しくありません。
ここでは、理想のリゾート風エクステリアを実現するための注意点を3つ解説します。
庭の目的を決める
リゾート風エクステリアの計画では、庭をどのような目的で使うのかを決めておくことが大切です。
たとえば、庭でくつろいだり、友人を呼んで食事をしたりと第二のリビングのように使うことを目的とすることもあれば、お子様やペットがのびのびと遊べる場所を目的とすることもあるでしょう。
第二のリビングとして使うなら、テラスやウッドデッキを設け、さらにソファ、テーブルも配置して作り込んだエクステリアにしますが、お子様やペットの遊び場をメインとする場合は、作り込みすぎずに、安全性の高いスペースを確保する必要があるでしょう。
このように、どのような目的で使うのかによって完成形が大きく変わるため、目的意識を持って計画することが重要です。
導線を意識する
エクステリアは住まいの一部であり、導線を意識して計画するのも注意点の一つです。
エクステリアは住宅の顔となる要素のため、デザイン性や見た目ばかりを意識してしまいがちです。しかし、庭から門へ、庭から玄関や駐車場へといったように、住まいの一部として通る場所でもあります。
そこで、ライフスタイルに合わせて最適なアプローチを設けることで、使い勝手のよいエクステリアにできます。デザイン性を意識しつつ、導線も考慮して計画することで、バランスのよい空間になるでしょう。
防犯・プライバシーにも配慮する
どんなに開放感があってデザイン性の高い空間でも、外から丸見えでは視線が気になって落ち着きません。また、外からエクステリアや家の中が丸見えの状態は、防犯面でもよいとはいえないでしょう。
一方で、塀や植栽で中が一切見えないようにすると、閉塞感が出て近寄りがたい印象になるうえ、むしろ泥棒が入りやすい状況になってしまいます。
そのため、防犯面、プライバシー面に配慮しながら、エクステリアを計画することが重要です。視線をシャットアウトしたい箇所だけフェンスを採用し、そのほかの部分は植栽で目隠しをするなど、塀や門、フェンス、植栽をバランスよく採用するのがおすすめです。
【実例集】オシャレなリゾート風エクステリア
最後に、オシャレなリゾート風エクステリアの実例を紹介します。
リゾート風エクステリア実例:
南国のリゾート地を思わせるようなリゾート風エクステリアの事例です。
室内とテラスがフラットになっていることで、外の中のつながりを感じられるのが特徴です。
屋外のテラスは高級感のある石畳と自然素材を使ったガーデンファニチャーが配置されています。さらに、リゾート感あふれる植栽がリラックス感を演出しつつ、目隠しの役割も果たしているため、プライバシーにも配慮された空間となっています。
リゾート風エクステリア実例:
アジアンリゾートスタイルをテーマにしたエクステリアの事例です。
バリのリゾートを思わせるような植栽やガーデンファニチャー、照明によって統一感のある空間となっているのが特徴です。やや低めの塀が設けられていることで、座った時に視線が気にならないことと、空がしっかりと見えるように工夫されています。
そして、ほどよくリゾート風の植栽を配置することで、塀の閉塞感を和らげているのもポイントといえるでしょう。
リゾート風エクステリア実例:
夜のリゾート風エクステリアの事例です。
植栽をほどよく照らしてムード作りをしていることに加え、食事をしたり、会話を楽しんだりできるようにテラスにしっかりと照明が施されています。
植栽と格子があることで、周囲の視線を気にせずプライベートは空間を楽しめる工夫がされているのもポイントです。
まとめ
今回はリゾート風エクステリアについて解説しました。
ただ、一口にリゾート風といっても、アジアンテイストや地中海テイスト、ハワイアンテイストなどさまざまな種類があります。まずテイストを決めてからプランニングをするようにしましょう。さらに、後悔しないリゾート風エクステリアにするためには、目的や導線、防犯面にも配慮して計画することが重要です。
なお、リゾート風エクステリアをお考えの方は、施工実績の豊富な施工店に依頼するのがおすすめです。Kaya styleハウスは「リゾートを日常に」をコンセプトに、南国リゾートに暮らしているかのような心地よい住まい、エクステリアを提案しています。
「リゾート風の住まいやエクステリアをコンセプトにした家にしたい」という方は、ぜひ弊社へお気軽にご相談ください。