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新築の家にかかる家具・家電の購入費用の相場は?準備の手順や失敗しないためのポイントを解説

2023年4月12日

念願の新築マイホームのプランニングが進んできたら、新居に向けて家具・家電を一新したいと考える方も多いでしょう。

ただ、家具・家電は一つひとつが数万円~数十円することもあり、すべてを買い替えようとすると高額になることも少なくありません。「お金が足りなくて買えなかった」と後悔しないようにするためには、どのような工夫をするとよいのでしょうか。

そこで今回は、新築に入居するときの家具・家電にかかる費用の相場と失敗しないためのポイント、お得に買い替えるコツなどを解説していきます。

 

 

新築の家具家電にかかる費用の相場

せっかく新築の住まいに入居するなら、デザインや機能にこだわった家具や家電にしたいという方も多いですが、費用面が気になるポイントでしょう。

住宅取得に係る消費実態調査(2014年度)」によると、新築購入後、一年以内にかかった耐久消費財の平均金額は以下の通りです。

注文住宅 建売住宅 新築分譲マンション 全平均
201.0万円 105.1万円 85.9 万円 152.8 万円

耐久消費財とは、家具・家電のほかに車や太陽光発電システムなどにかかった費用も含まれるので、単純な家具・家電の購入費用とは異なります。

ただ、少なくとも数十万円、高い場合だと数百万円ほどかかるのはイメージできるのではないでしょうか。

家具・家電の購入費用は住宅ローンに組み込めない

新築住宅を購入する際、貯蓄から出せる自己資金と住宅ローンの借入額を合わせて予算とするのが一般的ですが、家具や家電の購入費用は住宅ローンに組み込めないので、住宅購入の予算とは別に現金を用意する必要があります。

住宅メーカーの提案する全館空調システムや太陽光発電を導入するなら住宅ローンに組み込めますが、基本的に家具や家電は自己負担で費用をまかなわなければなりません。

そのため、捻出できる自己資金をすべて頭金にしてしまうと、家具や家電にかけるお金がなくなって後悔する可能性があります。あらかじめ、家具・家電、さらに引っ越し費用など、を計算し、すぐに必要な現金は手元に残しておくようにしましょう。

 

新築の家具家電はいつからどのように準備すべき?

新居に必要な家具・家電と言っても、冷蔵庫やエアコン、洗濯機といった大型家電から、炊飯器やオーブントースターなどの小型家電、さらにはインテリア用品など、さまざまな物を用意しなければならず、混乱する方も多いでしょう。

そこで、新居に必要な家具・家電は「入居前に準備するもの」と「入居後に購入するもの」とで分けて考えるのがおすすめです。

たとえば、冬場なら暖房器具は入居当日に必要なアイテムになるので、入居前に準備するものに含まれます。一方、カーペットやトースターなど、一時的になくても生活できるものは入居後に用意するものに分類できるでしょう。

注文住宅の場合は着工がスタートした後だと、プランが確定しているので必要な家具・家電をピックアップしやすくなります。入居時点で必要なアイテムについては、施工期間中に購入しておき、入居と同時に引っ越し業者に搬入してもらうとスムーズでしょう。

 

新築の家具家電を買うときに失敗しないためのポイント

新築住宅の入居に向けて家具・家電を準備するときは、失敗しないように意識すべきポイントがあります。

入居後に後悔しないよう、ポイントを確認していきましょう。

購入時期を検討する

新築の家に置く家具・家電を購入するタイミングについて、購入時期を検討するのがポイントの一つです。

購入時期は「入居前」と「入居後」に分けられ、それぞれメリットとデメリットがあります。

たとえば、入居前に家具・家電を購入するメリットは、入居当日に新しいアイテムに囲まれて生活できる点です。ただ、購入したものの雰囲気が合わなかった、結局使っていないといった問題が起こりがちなので、生活に欠かせないものだけを入居前に準備するとよいでしょう。

一方、入居後に家具・家電を購入するメリットは、生活してみて本当に必要なものを購入できること、サイズを測ったり、部屋全体の雰囲気を見て商品を選べたりする点です。そのため、購入後にサイズが合わない、使わないといった失敗を防ぐことができます。ただ、家具・家電が揃っていない状態で生活がスタートすることになるので、一時的に不便さを感じる可能性があります。

本当に必要なものをピックアップする

新築の家に入居するときは、おしゃれな空間にしたい、快適な暮らしがしたいといった気持ちから、さまざまな家具・家電を購入しようと考えている方も多いでしょう。

もちろん、必要な家具・家電は買い足す、買い替える必要がありますが、新築の家を購入したからといって、すべての家具・家電を買い替える必要はありません。

本当に必要なものをピックアップし、優先順位をつけて予算内で購入しましょう。

一気にそろえようとしない

新築の家に入居する時点で、家具・家電をそろえておきたいという気持ちがあるかもしれませんが、入居してから買いそろえていくのも選択肢の一つです。

昨今は新型コロナウイルスの影響などもあり、突然ライフスタイルや収入状況が変化するケースも珍しくありません。会社が倒産したり、転職が必要になったりすることもあれば、病気や怪我などで急な出費が必要になることもあるでしょう。

一気に買いそろえようとして預貯金を切り崩すよりも、イレギュラーな出費に耐えられる預貯金を残しつつ、入居後に必要な物を無理のない範囲でそろえていくほうが、安心感のある生活ができます。

設置する場所の大きさを測っておく

設置するスペースを測り、それに合う家具・家電を用意するのも失敗しないコツの一つです。

現状使っている家具・家電を持ち込む場合にも言えることですが、新築の家に家具・家電を入れてみたところサイズが合わなかったというのはよくある失敗の一つです。

幅や高さが合わなかったりすることもあれば、小さすぎて見栄えが悪くなってしまったという失敗もあります。また、幅や高さがぴったりでも、奥行きが合わずに通路を圧迫してしまう失敗もあるでしょう。

家具・家電は機能性や見た目も大切ですが、配置するスペースの大きさをきちんと測り、配置した後の通路幅なども意識することで失敗を防げます。

あらかじめ造作家具をオーダーしておく

家具の大きさや使い勝手にこだわるなら、造作家具をオーダーするのも選択肢の一つです。

造作家具ならミリ単位でオーダーでき、自分自身の使い方に合う唯一無二の製品を採用できるので、後悔のない家具に仕上がります。また、壁にぴったりと配置してもらえるので、無駄な隙間がなく、見た目もすっきりするでしょう。

ただ、既製品よりも割高になりがちであること、壁に固定するタイプの造作家具は移動できないことなどが注意点です。

 

新築の家具家電をお得にそろえるコツ

住宅の購入はお金がかかるので、家具・家電を買い替えるにしても可能な限り費用を抑えたいのが本音ではないでしょうか。

ここでは、家具・家電の購入費用を抑えるコツを解説します。

予算を決めておく

住宅の購入は高額な費用がかかるものであり、数千万円の住宅ローンを見ていると金銭感覚がマヒしがちです。

金銭感覚がマヒしているなかで家具・家電にかける予算を決めておかなければ、手元にあるお金を使いすぎて生活が苦しくなる可能性があります。あれこれ買うよりも、あらかじめ予算を決めて本当に必要な家具・家電だけを買う方が、無駄な購入品が無くなって満足度の高い買い物ができます。

現状使っている家具・家電も使う

現在の家で使っている家具・家電を無理に買い替える必要はありません。

気に入っているもの、使い勝手のよいものは持っていくようにして、新たに購入するものをできるだけ減らすようにしましょう。

また、購入品が増えると購入費用がかさむのはもちろん、現在使っている家具・家電を処分するのにもお金がかかるケースが多いため、本当に必要なものだけを買い足す、買い替えるのがおすすめです。

大型家電量販店でまとめ買いする

複数の家電を買うなら、大型家電量販店でまとめ買いするのも選択肢の一つです。

まとめ買いすることで割引してくれるところも多く、お得に購入できる可能性があります。ただ、一つの家電量販店だけを見て決めるのではなく、いくつか店舗を回って総額が安くなるところを探すとよいでしょう。

ネットショップで最安値を探して購入する

ネットショップは店舗よりも安価に商品を購入できる可能性があり、最安値を検索して購入するとよいでしょう。

サイトによってはポイントキャンペーンをしていたり、クーポンがもらえたりするところもあり、色々なサイトを比較して最もお得に買える方法を選択するのがおすすめです。

ただ、大型家電や家具は高額な送料がかかるサイトも多く、商品自体は安くても、送料をプラスすると店頭で購入するのと変わらない金額になることもあるので注意しましょう。

 

まとめ

今回は新築の家の家具・家電の購入について解説しました。

せっかく新しい家に住むなら、家具・家電を買い替えたいと考える方も多いでしょう。ただ、家具・家電の購入費は住宅ローンに組み込めないので、頭金とは別に自己資金を用意しなければなりません。

建築価格にばかり目を向け「家具・家電を買うお金がない」と後悔しないよう、あらかじめ予算取りをして計画しておきましょう。

 

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