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【2023年版】家を買うのに適したタイミングは?統計やライフイベントなどをもとに解説

2023年7月8日

人生で最も大きな買い物といっても過言ではないマイホームの購入は、金額が高いため
「本当に今買うべきなのだろうか?」
「いつのタイミングで購入を検討すべきなのだろう?」
「他の人はいつ購入しているのだろう?」
などさまざまな疑問や不安が思い浮かぶでしょう。

家を買うタイミングは単に資金的な問題が解消されたらよいというわけではなく、さまざまな視点から最適なタイミングを検討することが大切です。

そこで今回は、データやライフステージなどを元に、家を買うタイミングを解説します。マイホームの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

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【統計別】家を買うタイミングはいつが多い?

家の購入を検討する際、一般的な購入のタイミングが気になる方も多いでしょう。

家を買ったときの年齢や年収、貯金額など、他の人がどのようなタイミングで家を買っているのかわかれば、購入のタイミングを検討するときに参考になります。しかし、プライベートに踏み込む質問になるため、仲のよい人であっても聞きにくいものでしょう。

そこで、国土交通省「令和元年度住宅市場動向調査」などをもとに、年齢・年収・子どもの年齢・貯金額の4つの視点から家を買うタイミングについて解説します。

年齢からみた家を買うタイミング

令和元年度住宅市場動向調査」によると、家を購入したときの世帯主の年齢で最も多いのが30代、建て替えやリフォームでは60歳以上が最も多い結果となっています。

たとえば、分譲戸建住宅を購入した方の平均年齢は38.6歳でそのうち45.9%が30代となっており、注文住宅を購入した方の平均年齢は40.9歳で、そのうち30代が45.4%を占めています。

家を購入するのは住宅ローンを利用するのが一般的であり、20歳以上65歳未満で借り入れ、80歳までに完済という条件が設けられている商品が多いでしょう。住宅ローンの借入期間は35年が一般的であり、80歳で完済するなら45歳までにローンを組まなければなりません。

もし、退職までの65歳までに完済を目指すなら、30歳でローンを組む必要があります。

頭金の割合を多くしたり、毎月の返済金額を多くしたりして返済期間を短くすれば40代でローンを組み、定年退職までに完済を目指せるかもしれません。しかし、一般的な35年の返済期間を想定すると、30代で家を買うのが賢明な判断になるでしょう。

年収からみた家を買うタイミング

家を購入するときは、収入状況も大切なポイントとなります。

三大都市圏(首都圏・中京圏・近畿圏)で注文住宅を購入した方の世帯年収の平均は781万円という調査結果があり、全国で注文住宅を購入した方の世帯年収は744万円となっています。都市部になるほど地価が高くなるため、都市部で注文住宅を建てるには全国平均よりも高い年収の方が多くなるといえます。

住宅タイプ 世帯年収の平均
注文住宅(全国) 744万円
注文住宅(三大都市圏) 781万円
分譲戸建て住宅 688万円
分譲マンション 798万円

参考:「令和元年度住宅市場動向調査

こちらデータは世帯主の年収ではなく世帯全体の年収なので、共働きの場合は夫婦の年収を合算して計算してみてください。また、マイホームの購入にかかる費用は土地代にも大きく影響されます。

東京や大阪などの人気エリアでは注文住宅購入者の平均世帯年収744万円よりもさらに高い年収が必要になるのに対し、地方では地価が安いので平均世帯年収744万円を超えなくても購入可能なケースもあるでしょう。

子どもの年齢からみた家を買うタイミング

出産や子どもの成長に伴い、マイホームの購入を検討している方も多いでしょう。

子どもの年齢からみた家を購入するタイミングについては、ウィメンズパーク住まいミル『住まい購入のお金事情』が2,038人の子どもがいる人に絞って行ったアンケート結果によると、子どもの年齢が0~2歳が多数となっています。

参考:ウィメンズパーク住まいミル『住まい購入のお金事情

このように、第一子が0~2歳のうちに家を買った方が36.9%、次いで第一子が3~5歳のときに家を買った方が22.4%となっており、子どもが生まれてから小学校に入るまでに家を購入する方が6割以上を占めます。

そのため、子どもの年齢からみて家を購入するタイミングは、「子どもが小学校に入る前まで」が一つのターニングポイントになるでしょう。

小学校入学までに家を購入する主な理由としては、「転校させるのがかわいそうだから」「小学校に入ると勉強机やランドセルが必要になり、現状の住まいでは手狭だから」といった理由が多く見られます。

貯金額からみた家を買うタイミング

住宅ローンを使って家を買う人が大半とはいえ、家を購入するには頭金や諸費用、家具家電の購入、引っ越しなどでお金がかかるのも事実です。

そのため、何の貯金もなしに家の購入を進めることはできません。

住宅ローンの利用を前提とし、注文住宅の購入に必要な自己資金の金額は建物価格の6~10%が目安とされています。たとえば、建物の価格が2,500万円の場合、150~250万円が貯金の目安となります。

ただし、この金額には頭金が含まれていないので、頭金もプラスで必要になるでしょう。頭金の額はハウスメーカーや住宅ローンによってさまざまですが、建物価格の10~20%が目安であり、建物の価格が2,500万円の場合は250~500万円ほど用意できると安心です。

住宅金融支援機構の『2021年度フラット35利用者調査』によると、家を買った方の手持金の金額は以下の通りとなっています。

エリア 手持金 融資金等に対する割合
全国 596.6万円 16.7%
首都圏 737.5万円 18.9%
近畿圏 676.6万円 17.9%
東海圏 581.1万円 17.3%
その他地域 522.2万円 15.5%

全国平均でみると、手持金は約600万円程度で注文住宅の購入を進めるケースが多いとわかります。また、住宅ローンの借入額に対し、15~20%の手持ち金があれば家の購入を進められるといえるでしょう。

家を買うタイミングをライフイベントから考えよう

さまざまな統計をもとに家を買った方のタイミングについて解説しましたが、年収や年齢、貯金額だけでなく、ライフイベントをきっかけに家の購入を検討することも大切です。

ここでは、ライフイベントからみて家を買うタイミングについて解説します。

結婚をきっかけに家を買う

結婚は家を買うのに適したタイミングの一つです。

パートナーと一緒に、将来のライフプランを考えながら家づくりを進められるので、よいタイミングといえるでしょう。また、結婚すれば夫婦でペアローンが組めたり、20~30代で住宅ローンを組めれば返済期間に余裕を持てたりするのも魅力です。

しかし、若い年齢で家を建てると将来的にメンテナンスやリフォームにかかる費用が必要になったり、転職や転勤などで引っ越す可能性が出てきたりすることも想定しておく必要があります。

また、子どもがいない段階で、子どもが欲しいかどうか、子ども部屋を何部屋確保するのかなど、未確定要素をイメージしながら家づくりをする必要があります。

転職をきっかけに家を買う

転職をきっかけに家を買うのもおすすめです。

たとえば、転職前は転勤の多い職業で家を買いにくかったとしても、転職後に転勤の少ない職業になった場合など、転職に伴い住むエリアが明確になったら家を買いやすくなります。また、転職でなくても、ジョブローテーションで転勤の少ない部署に異動できた場合も、家を買いやすくなるでしょう。

ただし、転勤の多い職業で家の購入を懸念していたとしても、子どもが小学校に入る前までに家を買うケースが多いようです。転勤で家族ともに引っ越すのもよいですが、子どもの友人関係や学区のことを考え、単身赴任という選択をする家族もいます。

出産をきっかけに家を買う

子どもを出産したタイミングで家を買うケースも多いでしょう。

子どもが生まれれば、夫婦で生活していた賃貸物件では手狭になるケースが多いことに加え、将来子どもが通う学区や教育環境を意識しながらエリアを探せるといった理由があります。

子どもが独立するまで成長する環境になるので、学区はもちろん、病院や公園などの周辺施設が充実しているか、治安は問題ないかなどを意識するようにしましょう。

子どもの進学をきっかけに家を買う

小学校や中学校受検を行い、進学校に通わせたいといった理由で、子どもの進学をきっかけに家から学校に通いやすいエリアに家を購入するケースもあります。

有名な私立小学校・中学校に通わせる場合、教育環境の整った人気のエリアである可能性が高く、地価が高いので家の購入にはある程度の予算が必要になるでしょう。しかし、このようなエリアは人気が高く価値が落ちにくいため、資産価値が落ちにくいという見方もできます。

将来的に売却する可能性があるなら、資産価値が見込める土地を選ぶのがおすすめです。

子どもの独立をきっかけに家を買う

子どもが大学や就職などで一人暮らしを始め、手がかからなくなったタイミングで家を購入するのも選択肢の一つです。

これまでのライフイベントとは異なり、子どもが独立した後の家づくりでは老後の生活を視野に入れておくことが重要になります。

退職金や年金を踏まえて老後資金でいくらもらえるのかを踏まえて、家づくりにいくらかけられるのかを意識する必要があるでしょう。また、老後の生活を考え、上下移動のない平屋にしたり、バリアフリー住宅にしたりするのもおすすめです。

2023年は家を買うのに適したタイミング?

日々価格が変動する不動産市場において、「価格が高いタイミングで家を買いたくない」と考える方も多いでしょう。

住宅市場の状況は、国土交通省の『不動産価格指標』から確認可能です。

参考:国土交通省『不動産価格指標(令和元年12月)の公表』より

こちらグラフを見るとわかるように、2020年以降が戸建てやマンションなど、すべての不動産価格指数が右肩上がりに上昇していることがわかります。

新型コロナウイルスの影響により、地価は下落している地域があるものの、物件価格を含めた全体の価格で見ると値上がりを続けています。今後も値上がりが続くと予想されることに加え、住宅ローンが低金利で借りられる今の時代は、早めに家を買う計画を進めるのが適しているといえるでしょう。

家を買う前に検討しておくべきポイント4選

これまで統計やライフイベントから、家を買うタイミングについて解説してきましたが、自分自身の状況を照らし合わせて何となく家を購入するタイミングが見えてきたのではないでしょうか。

しかし、「家を買おう!」と決断しても、すぐに手に入るものではなく、あらかじめ検討しておくとスムーズにプランニングを進められる要素があります。ここでは、家を買う前に検討しておくべきポイントを解説します。

住宅の種類

家を購入する際、物件の種類を慎重に検討しなければなりません。物件の種類とは、マンションか戸建てかどちらにするかという問題であり、どちらにも良さがあるので人によって性的な選択が変わります。

そのため、何となく「戸建てがいいな」と決めてしまうと後悔する可能性があります。

物件の種類 メリット デメリット 価格
新築戸建て
  • 建物やエクステリアなど細部までこだわれる
  • 騒音を気にすることなく生活しやすい
  • 広々とした住空間を手に入れやすい
  • ペットを飼うなど自由な選択が可能
  • 資産価値が落ちやすい
  • 駅から遠い場所に位置していることが多くアクセスが悪い
  • ゴミ置き場が遠いことがある
  • 近所づきあいが苦手な場合はストレスに感じることがある
普通~高い
新築マンション
  • 管理人がいる、オートロックがあるなどセキュリティ対策が万全
  • 資産価値が高い
  • 都市部にあり、駅や商業施設へのアクセスが便利
  • 上下左右の住民とトラブルになることがある
  • ペットを飼えない、駐車台数が決まっているなどの制約がある
  • 建築途中で内装を見られないことがある
  • 注文住宅ほど自由に家づくりができない
普通~高い

新築物件と中古物件

戸建て、マンションどちらにするかを検討するだけでなく、新築・中古どちらを選択するのかも決めなければなりません。

物件の種類 メリット デメリット 価格
新築
  • 一定期間修繕が不要
  • 固定資産税の減税を受けられる
  • 10年の瑕疵担保責任を受けられる
  • まっさらな家なので、気持ちよく生活をスタートできる
  • 完成してからでないと物件を確認できない
  • 価格が高くなりやすい
安い
中古
  • 条件に合う物件が見つかれば、安くマイホームが手に入る
  • リフォームやリノベーションで好みの空間に変えられる
  • 修繕積立費や管理費が高い(マンション)
  • 設備や仕様にやや古さを感じられることがある
  • 構造躯体などに欠陥が見つかる可能性がある
  • 予期せぬ修繕費用がかかる可能性がある
安い

このように、新築・中古どちらを選択するのかによってもメリットとデメリットがあります。

家づくりをする際、そもそも戸建てかマンションか、新築か中古かといった方向性が決まっていなければ、マイホームを購入するまでに時間がかかるでしょう。それぞれのメリットとデメリットを踏まえて家族と相談して方向性を決めておくのがおすすめです。

予算や住宅ローンの借入額・返済期間などの資金計画

家の購入では、予算や住宅ローンの借入額、返済期間など資金面は必ず考えなければならないポイントです。

国土交通省の『住宅市場動向調査報告書』によると、住宅ローンの返済期間は28~34年となっています。仮に34年間を返済期間とすると、35歳で住宅ローンを組んだとしても69歳まで返済することになります。

住宅ローンの平均年間返済額は家の種類によって差が大きく、分譲戸建ては年間121.6万円であるのに対し、分譲マンションは年間131.6万円と10万円も差があります。

住宅ローンを借りる年齢や貯金額、年収などを加味し、返済期間や返済負担率、年間の返済額などを決めましょう。ただし、子どもの教育費や老後の生活費などもかかるので、無理のない資金計画を立てることが重要です。

結局家を買うタイミングはいつがよい?

これまでさまざまな視点から家を買うタイミングについて解説しました。

最後に、今回解説したことを簡単にまとめてみましょう。

無理のない資金計画で早めに計画する

家を買うタイミングは、特殊な事情がない限り早めに検討し始めるのがおすすめです。

何となく先延ばしにしてしまうケースも多いかもしれませんが、先になるほど住宅ローンの完済時期が延びるうえに、賃貸物件にかかる家賃も支払い続けることになります。また、高齢になるほど健康リスクが高まり、団体信用保険への加入がむずかしくなるなどの制約も出てきます。

ただし、全く貯金がない、将来のキャリアや子どものことを夫婦できちんと相談していない段階で家づくりを進めるのは失敗するリスクが高いといえます。家の購入をきっかけに、ライフプランや将来、家計について話し合い、健康で若いうちに家を購入するのがおすすめです。

また、資金計画や土地探しについてはわからないことも多いため、ファイナンシャルプランナーや不動産会社など、プロに相談するのがおすすめです。ハウスメーカーや工務店から紹介してもらえるケースもあるので、不安や悩みを解消したうえでマイホームを購入しましょう。

結婚~出産のタイミングがおすすめ

家を買うのは、結婚もしくは出産前後のタイミングがおすすめです。

結婚や出産が多くの人にとって、長期的なライフプランを決める区切りとなります。子どもを持つのか、何人を想定しているのか、どのような環境で育てたいのかなど、結婚や出産をきっかけに具体的なライフプランが見えてくるケースが多いからです。

実際に、家を購入した方の多くは、子どもが小学校に入る前という調査結果が合った通り、結婚や出産前後のタイミングで購入を進めている方が多いとわかります。また、子どもが用地案や小学校に通い始めると、学区の問題も出てきます。

ただ、妊娠期間中や出産直後、子どもに手がかかるタイミングで家の購入を進めるのは簡単ではありません。そのため、可能であれば結婚をきっかけにマイホームを持てれば、その後の生活にゆとりが持てるでしょう。

まとめ

今回は、家を買うタイミングについて解説しました。

最後に、今回の記事を振り返ってみましょう。

家を買うおすすめのタイミング
・健康で若いうち
・退職までに住宅ローンを返済できるとき
・子どもが小学校に入るまで
・住宅ローンの金利が低いうち

実際に家を購入している方も、30代で住宅ローンの借入額に対し15~20%の手持ち金を準備できた方や、結婚や出産をきっかけに検討し始める方が多いとわかりました。また、世帯年収でみると、700万円前後あれば家を購入する方が多い結果となっています。

人生で最も高い買い物になると言っても過言ではないため、つい後回しにしがちですが、特殊な事情がない限り、健康で若いうちに家を購入するのがおすすめです。

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